①【機能回復の専門家】
ケガや病気のあとに、体の機能を取り戻すために不可欠
・例)脳卒中の麻痺、骨折後の筋力低下、術後の歩行障害
・自然に回復するだけでは「日常生活レベル」まで戻らないことが多い
・専門的な評価と運動療法により「その人らしい生活」に近づける
②【予防医療としての理学療法】
ケガや病気・介護状態になるのを未然に防ぐ
・高齢者の「転倒予防」や「フレイル対策」
・肩こり・腰痛などの慢性痛の悪化防止
・子供への姿勢教育や発達支援も含まれる
*これらを継続することにより、介護予防や医療費削減にもつながる
③【再発防止・自己管理支援】
患者が「自分でケアできる」体と知識を身につけるための支援
・再発防止を防ぐための生活指導(例:腰痛体操、姿勢アドバイス)
・運動の継続のためのモチベーションの管理
・「依存」から「独立」へのサポート
④【チーム医療の中核】
医師・看護師。介護職・家族と連携して総合的に患者を支える
・医師の指示だけではカバーできない「動作」「生活場面」に介入
・患者の気づかない悩みや不安を広い、生活レベルでの解決策を提示
・家庭・施設・地域など、多様な場での活躍
⑤【人生の質(QOL)を高める】
単なる機能改善ではなく、「その人がしたいこと」を支援する
・「また旅行に行きたい」
・「仕事に復帰したい」
・「家族と一緒に歩きたい」
⑥理学療法の必要性が増している社会背景
・高齢化の進行⇒フレイル予防、介護予防が重要になる
・慢性疾患の増加⇒長期的な運動療法の必要性がある
・医療費の圧迫⇒予防と再発防止でコスト削減
・働き方、生活の多様化⇒個人に応じたケアのニーズが増加


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